[体験レポート]西武鉄道キッズクラブ✖️相羽建設 本物にふれ、手の中で育てる体験

削って、触って、好きになる。親子でものづくり。

さあ、我が家の6歳児は、はたしてスマホスタンドを完成させられるのか─。
6歳と3歳の男子2人を連れての体験イベントは、始まる前からドキドキでした。
8月30日(日)、夏休みが明けて最初の週末。東村山市萩山町にある「はぎま」へ。
インクルーシブ遊具に行きたがる男子2人をあの手この手でなだめながら、西武鉄道キッズクラブが開催する「夏休みキッズワークショップ」に参加してきました!
今回体験するのは、相羽建設さんによる「地域の山の木・多摩産材と、電車の座席シートでつくる!オリジナルスマホスタンドづくり」。
実際に体験したのは対象年齢に達した6歳の長男。3歳の次男は見学&遊び担当です。

木に囲まれた「はぎま」で、木材のプロから教わる

会場の「はぎま」は木造の建物で、ナチュラルな内装と、窓の外いっぱいにきらめく緑が印象的な癒し空間。自然素材を使った、地域の「居間」のような親しみやすいデザインが特徴です。

カフェがあり、地域のマルシェも定期的に開催されていて、わたしもオープン当初からお気に入りの場所。新しいのに、なんだか落ち着くんですよね。この空間が、取材前のわたしのドキドキも和らげてくれました。

今回教えてくださったのは、木造建築を中心に、地域の保育園や商業施設なども手がける相羽建設の新(あたらし)さん。

使用するのは、東京の多摩地域で育った「多摩産材」の杉です。

地域の木を使い、地域の暮らしをつくる相羽建設と、沿線の暮らしを支える西武鉄道。「地域」という共通点から、今回のコラボイベントが実現したのだそうです。

作業はやすりがけや生地の貼り付けなどが中心で、5歳から参加できる内容になっています。

とがった木材が、手のなかで少しずつ育っていく

さあ、早速体験スタート! まずはやすりがけ。

杉はやわらかく手触りのいい木材ですが、削る前は角がとがっていてちょっぴり痛い。それが紙やすりをかけるごとに、少しずつなめらかに変わっていきます。

「どこまで削ったらいいか、正解はない。自分の手のなかで少しずつ育っていく感覚を味わってほしい」

新さんの言葉通り、長男は削っては指で触って確認、を何度も繰り返します。なかなか進まないけれど、その分、一回一回の表情は真剣そのもの。

「ママ〜! 手にホコリ(削りカス)がめっちゃついた!」

削っていることを実感した様子の長男。はじめて味わう感覚だったね。

そして、

「お~! いいかも!」

自分なりの「なめらかさの正解」を見つけたとき、目がキラキラしていました。

隣で見ていた次男も、「ぼくもやっていい?」とやりたがったほど。
いいじゃん、いい経験してるじゃん。

……と思ったのもつかの間。やはり子どもなので飽きるのも早く、仕上げのやすりがけはわたしが担当することに。

よく考えたら、加工されていない木に触れるのって、一体いつぶりだろう?
そんなことを考えながら、ザッザッザッと木材を削っていきます。

音がなんとも懐かしくて心地よく、無心になれました。まさに没入体験。指で触ると、ん~、さらさら! 気持ちいい!

電車の座席と同じ生地で、スマホスタンドを飾りつけ

今回の目玉のひとつが、西武6000系の座席を張り替える際に出た、モケット生地の端材。

電車の座席と同じ生地を手に取れるなんて、それだけでちょっと特別です。西武鉄道の小林さんも、普段はこうした端材を目にする機会はあまりないそう。

今回のワークショップだからこそ出会えた素材。まさにラッキーでした!

生地をどこに貼ろうか考えているときの長男は、ちょっとおふざけモード。

「屋根にしようかな~」

なんて楽しそうに考えていました。

隣で次男は、生地をパズルのように並べて「うさぎさんの耳〜」と見立て遊びをはじめ、その上でミニカーを走らせて満喫中。今思えば、電車のおもちゃを持たせてあげればよかったと反省……。

西武30000系の座席を張り替える際に出たモケット生地の端材。今回は工作の素材として活用しました

「これいいね!」

ようやく場所を決めて、ボンドで生地を貼ります。

右横には電源ボタン風、背面の左上にはカメラ風のパーツを配置。スマホスタンドそのものをスマホそっくりに仕上げるという、長男なりのこだわりを発揮しました。

余った生地は、空いていた底面部分へ。ちょっとガタガタしていますが、その不完全さもまた味。細かいことは気にしない、長男らしい一品になりました。

仕上げに蜜蝋ワックスを薄くのばして完成!

木の香りとなめらかな手触りに、思わずスリスリしたくなる仕上がりになりました。色も少し深みを増して、いい!

手をかけてつくる時間は、親にとっても宝もの

こうして親子の共同作業でつくり上げた、この世に1台のスマホスタンド。

完成する頃には男子2人とも完全に飽きて、遊具に行きたがっていたけれど、よくがんばりました!

ワンオペで男の子2人を連れての体験は、なかなかのハードモード。でもその分、「ママ見て~!」の声をたくさん聞けた時間でもありました。

小学生になっても、うちの長男はやっぱりまだまだママが好きで、いつだって隣にいてほしいし、しっかり見ていてほしいんだなあ。「ママ」と呼んでもらえるうちが華だよな、とあらためて愛おしく感じた一日でした。

完成品の写真を撮りながら、あらためてじっくり眺めてみる。

木材に刻まれた一本一本の線にも、この木が育ってきた時間がある。

なんでも時短が重宝される今の時代に、あえて自分の手で少しずつ削り、手触りを確かめながらつくっていく。そんなアナログな体験は、子どもにはもちろん、大人にとってもかえって新鮮なのかもしれません。

杉の質感や香りに癒され、そこにモケット生地の特別感と我が子のこだわりが加わったスマホスタンド。

手をかけた時間ごと、思い出に残る特別な一品になりました。

相羽建設さん、西武鉄道さん、素敵な機会をありがとうございました。

今回のワークショップを企画した、相羽建設の新さん(右)と西武鉄道の小林さん(左)

西武線には、親子で楽しめる企画がほかにも

今回のイベント以外にも、西武鉄道では、子どもと家族の笑顔につながるさまざまな取り組みやイベントを展開しています。

2026年春からは、ICカードを利用すれば、小児運賃は西武線内どこまで乗っても一律50円!

地域の企業と一緒に、本物の素材や仕事に触れる機会をつくる西武鉄道キッズクラブ。みなさんもぜひチェックしてみてください!

※西武鉄道キッズクラブは、0歳〜小学校6年生までのお子さまを対象とした会員サービスです。詳しくはこちらをご覧ください。

撮影|萌-moe-(@moemo._.photo)

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